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キリスト教教育について

東奥義塾のキリスト教教育

東奥義塾は初めのころから、本多庸一がその教育方針を「敬神愛人」とあらわしてきました。また英学教師として宣教師を招き、聖書を教え、多くの生徒たちに感化を残しました。特に、本多と三代目英学教師ジョン・イングの影響は大きく、十四名の生徒が洗礼を受け、弘前教会を設立しました。

1922年、東奥義塾はジョン・ウェスレー宣教100年を記念して、米国メソジスト教会の協力によって再興されます。この時、再興初代塾長となった笹森順造は、これまで唱えられてきた「敬神愛人」を校訓としてはっきりと定め、東奥義塾をキリスト教主義学校として新しい教育構想の下にスタートさせます。

東奥義塾は、開学時から多くのキリスト教指導者によって教育が行われ、再興後ははっきりとキリスト教主義教育を唱えてきました。いつの時代にあっても、キリスト教教育は東奥義塾にとって教育の中心でした。そして今もそれは変わりません。

キリスト教教育の3つの柱は「礼拝」「聖書」「キリスト教行事」です。


1.礼拝

キリスト教の中心は礼拝にあります。東奥義塾の生活は、礼拝をもってスタートします。毎朝行われる礼拝は、本塾の教育の中心です。礼拝にはもともと、「奉仕する」という意味があります。礼拝とは、「神に仕える」ということであり、聖書に語られる神の言葉に耳を傾けることを意味します。私たちは礼拝を通して、人間らしい真の生き方を教えられたり、日常の生き方を反省させられると同時に、勇気と希望をもって生きる原動力を与えられるはずです。


2.聖書

東奥義塾では、毎朝の礼拝と並ぶキリスト教教育の軸として毎週一回の聖書の授業があり、1~3年次まで必修授業となっております。また、1年次には賛美歌を学ぶ授業があります。
聖書を単なる教養の書、文学の書としてでなく、現実の生活を送る私たちに対し、聖書の中で神は、どのように私たちに語りかけ、働いておられるのかを探るという視点から授業をすすめます。聖書はキリスト教の聖典であり、また「永遠のベストセラー」として古代から現代にいたるまで、世界の人々に愛された書物です。聖書科授業の目的は次の2点です。
○旧約・新約聖書を通し、キリスト教の思想・歴史・世界観を学ぶ。
○旧約・新約聖書を通し、そこで描かれている神について、人間の本性について学び、私たち一人一人自分の生き方を探っていく。


3.キリスト教行事

1.入学記念礼拝
キリスト教学校である東奥義塾に入学したことを記念し、これからの高校生活を関係教会から祝福していただく。また、キリスト教の礼拝の内容を体験的に理解してもらう。

2.ペンテコステ礼拝
ペンテコステは、聖霊降臨日ともいい、世界中の教会の成立を記念する日。学校でも教会の誕生を記念して礼拝をします。

3.キリスト教教育強調週間
講師の先生をお招きし、特別プログラムで特別礼拝を持ち、手話・点字講習会、老人ホームでのボランティア、弘前キリスト教史跡めぐりなどの体験学習を行います。

4.クリスマス礼拝
クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う日です。本塾でもクリスマスのための特別礼拝を行います。

5.卒業記念礼拝
3年間の学校生活を振り返り、卒業をすることを感謝し、新しい進路に進むにあたって、関係教会より前途を祝福していただきます。


キリスト教学校教育同盟

キリスト教学校教育同盟は、キリスト教学校に共通な問題を研究し、互いの進歩・発展を図る目的で活動している団体です。全国のプロテスタント系キリスト教学校101法人287校が加盟しています。東奥義塾もこの同盟に加盟しています。
http://www.k-doumei.or.jp/